好きなことして生きる

残りの人生を楽しむための毎日の記録

内田先生講演会記録①

仕事で内田美智子先生の講演を聞く機会に恵まれた  

 

内田先生との出会いは私の人生に

大きく影響を与えている

 

初めてお名前を知ったのは、20代最後の年、

職場の同じ子育て世代の先輩ママからだった

 

その方は私に、内田美智子先生を知っているか?

お話を聞く機会があれば、是非聴いて欲しい

 

子育てにも仕事にも、きっと、

ああ、聴いてよかったって思えるからと

食卓の向こう側という本を一緒に貸してくださった

 

そしてその数年後、子育てを終えた大先輩ママから、どっさりと食卓の向こう側の本が私に貸し出された。

読んでみてと。

 

そして、その直後、内田先生の講演会の案内を見る機会があった。女医さん対象の講演会だったような気がするが、一般でも参加ができたので申し込む。初めて内田先生の話を聞いた。

涙がとまらなかった。どんなに仕事が忙しくて、お惣菜弁当を買って帰ることがあっても、

娘たちの茶碗にご飯は移し替えよう、いつものキティちゃんのお箸を添えよう。おかずはお皿に移し替えようと心に誓ったのを覚えている。

上の娘たちがまだ、3歳と2歳の時だ。

 

そして本にサインをしてもらうために並んだ

出会えてよかったと心から思って、列に並んでいた

順番が来た

 

本に、生まれてきてくれてありがとうと書いてくださった。心に響いた。生まれてきてくれてありがとうって、生きていていいんだって、肯定された気がして、その時の私には本当に響いた。その当時、仕事と家庭と子育てといっぱいいっぱいで自分にダメ出しばかりしていたような気がする。なんで私はできないんだろうと。こんな母親じゃダメだと責めていたと思う。

子どもたちを命がけで育てたい、日常の中で愛情が伝わるようにしたいと本気で思って、家路についた。今から10年ちょっと前のあの夜のことははっきり覚えている。

 

つづく